Neko

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今年もやって来た
うーちゃんの「ウチのコ記念日」。

あの日

隣のおうちではなく
お向かいのおうちでもなく
我が家を選んでくれてありがとう。

隣のオバちゃんではなく
お向かいのオバちゃんでもなく
うちのオバちゃん(母だ!)に突進して来てくれてありがとう…。


毎年同じ事を呟いてきた元介護人
今回の記念日の朝
つまり今朝
あららーっ!と気づいてしまった。

それは
あの日、元介護人がうーちゃんに会うまでのタイムラグの事。


早朝、母に突進したうーちゃんは
そのまま、「洗面器」の中に保護された。
けれど
保護とは名ばかり
実のところは物置と化した通路にあった
埃まみれの洗面器の中にポテッと入れられただけだった。

通路なので当然、外に出ようと思えば出放題。
まして洗面器の中なのだから。

けれどうーちゃんはそこにいた。
ネボスケの元介護人が起きてくるまで
ニャとも言わずにただそこにうずくまっていた。

やっと見つけたニンゲンに
最後のちからを振り絞って突進したは良いものの
ご飯をもらえるわけでもなく
お水をもらえるわけでもなく
薄暗い通路にただ置き去り…
小さなうーちゃんにはどれほど心細い時間だっただろう。

何十分だったのか
何時間だったのか
今となっては定かではない。

それでも
うーちゃんはそこにいた。
そこで「待っていて」くれたのだ。

「オイラ、待つです。
 ここのおうちのニンゲンさんは
 きっときっと、『オイラのニンゲン』になってくれるです。
 だから待つです。ぎゅるるるる~~~←お腹の音(笑)」と。


そう
うーちゃんは信じてくれた。

おそらく
信じていたニンゲンに裏切られ
捨てられてさすらって、ボロボロになってしまったのだろうに。
うーちゃんは
もういちど、ニンゲンを信じてくれたのだ。


寝ぼけマナコで洗面器の中を覗いた元介護人。
その時
こちらを見つめていたうーちゃんのまなざし…
真っ直ぐなまなざし…
それは
「信じる者」だけが持つ事の出来る
世界で一番美しいまなざしだったのだ。




それから21年と3日。

うーちゃんは
ずっとずっと変わらず、元介護人を見つめ続けていてくれた。

振り向けば、「じーっ♪」
いつでも「じーっ♪」

最期の最期
もうおメメが見えなくなってしまっても
そして
ついにはおメメを閉じるちからすらなくなってしまっても
それでも
うーちゃんはあの真っ直ぐなまなざしで
元介護人を見つめ続けてくれた。

「じーっ♪」



うーちゃん、アリガトウ。
ねーちゃん達を信じてくれて。

ねーちゃんね
うーちゃんの「じーっ♪」が何より大好きだったです。
どうしてこんなに大好きなんだろうって思う程。

今日ね
やっとそのワケがわかりました。
素敵な「記念日サプライズ」をありがとです。

ねーちゃんの心の中には
またひとつ、宝物が増えました。
いつまでも消える事なく
いつまでも色褪せる事もなく
キラキラに輝く大切な大切な宝物です。


うーちゃん
ウチのコ記念日、ありがとう。

愛してますよ。
愛してますよ、うーちゃん。
いつまでも変わらず
ずっとずっと愛していますよ。



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